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1日付で着任した日本銀行松山支店の秋山修支店長が着任会見を開き、「美しい海を利用した産業が基盤になっており、土地の良さを生かした経済の発展がポイントになるだろう」と愛媛経済の印象を語った。
秋山支店長は東京大学卒業後の昭和60年に日銀に入行、高知支店や本店業務局参事役などを経て松山支店に着任した。丹治芳樹前支店長は、福岡支店長に異動した。
また、同支店は着任会見に合わせて、5月の県金融経済概況を発表し、県内の景気判断を「全体として悪化している」から「(全体的な悪化の一方で)テンポは緩やかになっている」と3年5カ月ぶりに上方修正した。電気機械などで、在庫調整の進捗(しんちょく)や、中国をはじめアジア諸国向けに減産緩和の動きがみられるためという
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2009/02/19 (Thu)
串間市から委託費を受けて、市立養護老人ホーム「恵福寮」(入所者50人)を管理運営している社会福祉法人「幸寿会」(鴻野サチ子理事長)が1997年以降、約1億円を市に無断で同会の会計に繰り入れ、うち7700万円を直営する特別養護老人ホームの建設に充てていたことが分かった。
同会は1月末までに流用分を返還したが、流用額が多額であることから、入所者のケアが十分に行われていたかどうか疑問視する声が上がっている。市は新年度から同会を指定管理者から外すとともに市側の監督にも不備があったとして、担当した市職員を処分する。
同会は94年から年間約1億円前後で恵福寮の管理運営を委託されているが、97年以降、施設運営にあたって出た約1億7400万円の剰余金から計約1億円を同会の会計に繰り入れ、約7700万円を2005年に建設した特別養護老人ホームの工事費(約7億円)の償還に充てた。残り約2300万円の使途は不明となっている。
市などによると、剰余金の使途については指定管理契約書や覚書で市との事前協議が必要とされている。しかし、同会は「厚生労働省通知から恵福寮と幸寿会の運営費は、自由裁量で一体的に取り扱える」と解釈し、守っていなかったという。
厚労省は「通知は公の施設の会計を法人の会計へ繰り入れることを想定していない。通知違反だ」としている。
結局、同会は流用した剰余金を昨年12月に約7700万円、今年1月29日に残りの約2300万円を恵福寮の会計に戻したという。
同会は1月末までに流用分を返還したが、流用額が多額であることから、入所者のケアが十分に行われていたかどうか疑問視する声が上がっている。市は新年度から同会を指定管理者から外すとともに市側の監督にも不備があったとして、担当した市職員を処分する。
同会は94年から年間約1億円前後で恵福寮の管理運営を委託されているが、97年以降、施設運営にあたって出た約1億7400万円の剰余金から計約1億円を同会の会計に繰り入れ、約7700万円を2005年に建設した特別養護老人ホームの工事費(約7億円)の償還に充てた。残り約2300万円の使途は不明となっている。
市などによると、剰余金の使途については指定管理契約書や覚書で市との事前協議が必要とされている。しかし、同会は「厚生労働省通知から恵福寮と幸寿会の運営費は、自由裁量で一体的に取り扱える」と解釈し、守っていなかったという。
厚労省は「通知は公の施設の会計を法人の会計へ繰り入れることを想定していない。通知違反だ」としている。
結局、同会は流用した剰余金を昨年12月に約7700万円、今年1月29日に残りの約2300万円を恵福寮の会計に戻したという。
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